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くらやみまちからの手紙

2019.11.28 on Instagram

2019.11.28

第11回 #TAMA映画賞
最優秀新進監督賞を受賞いたしました。
素晴らしい言葉を贈ってくださった皆さんに、
一体何を返せるだろうかという思いばかりに囚われますが、
それでもいつでも、
少しでも、素敵な瞬間を、
作品に封じ込められるように、
大好きな映画を、もっと大好きな映画を、
真っ先に観てもらえるように、
沢山立ち上がりながら、
丁寧な気持ちで作品を創り続けようと、
今はこうして多くの方の力を借りながら、
いつしか一人逝きそびれ、
祈りとて取り残され、
誓いだけが複製をつづけ、
吹きすさんでゆけたならと。

個人の苦しみとは、個人の苦しみでしかなく、
また歓びも、本来的にはそうであるのかもしれないのですが、
それを揺るがす明るく憂鬱な映画の性こそが、
芸術表現の魔境にて、
聖俗うつくしい力を泡立てている。
今はまだ、まことの嘘として輝いている。

映画を撮るという行為が独り情熱的なのではなく、
映画を観るという日常に唯一の、
映画を語るという営みそのものに、
普遍の情熱が託されているということを、突風のように、届けられました。
わたしはあの日、あの磁場に、
情熱的に呼んでいただけたのだと信じています。
いつか、
映画を撮ることを諦める日まで、
壇上で過ごした120分強を、
バック・ショットに満ちた長篇映画を、
忘れられぬままでしょう。

……

2019.11.28 on Instagram

2022.1.25 on Instagram

2012.01.25

あなたには
私のSNSよりも
私の作品を好きでいてほしい。
あなたには
私自身よりも
私の作品を好きでいてほしい。

あなたならば、
あなただけは、
それをわかってくれる。

……

2022.1.25 on Instagram

まちの映画監督

山戸結希 / YAMATO YUKI

山戸結希 / YAMATO YUKI

2012年、上智大学哲学科在学中に独学で映画『あの娘が海辺で踊ってる』を監督。

2016年、映画『溺れるナイフ』が60万人以上を動員し、20代女性の監督作品において前例なき興行記録となる。10ヵ国以上へとセールスされる。

2018年、初の企画・プロデュースを務めた映画『21世紀の女の子』──“ジェンダーあるいはセクシャリティがゆらいだ瞬間”をテーマとしたオムニバスが、東京国際映画祭にて特別上映。

2021年、ドラマ『生きるとか死ぬとか父親とか』にて、初のテレビドラマのシリーズ構成、監督を務める。

NHKドラマ『真ん中のふたり』『藤子・F・不二雄 SF短編ドラマ』『燕は戻ってこない』などの演出を務める。

Mrs. GREEN APPLE、backnumber、RADWIMPS、乃木坂46らのMusic Video映像監督を務め、ジャンルを超えたみずみずしい映像表現に定評がある。

川口春奈の主演する映画『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』が、2026102日に、全国ロードショー。